3年振りのソロリサイタル

 先日12月1日にドイツのHaltern am Seeという街でのリサイタルがありました。

色々あって3年振りのソロリサイタルでした。コロナ禍の状況もあり、お客さんを分散させ

て入場させる為に60分のプログラムを立て続けに2回演奏しました。

(当日のリサイタルより一コマです)









演奏会当日は先ず朝車を借りに行き、その後練習室から楽器を積み入れ(楽器は前日の

夕方に職場の同僚と共に解体・梱包して建物の入り口付近に下ろしておきました)自宅へ

戻って昼食を済ませてすぐ会場へ向けて出発、到着後は楽器を組み立ててウォーム

アップ⇒着替えを済ませて演奏会と、毎度ながら息つく暇なく動き続けていました。

(楽器は分解してバッグに入れて積み入れます)










演奏会は暖かいお客さんにも恵まれ無事2回とも終了しました。個人的には課題と収穫が

ありましたが、会場の方々からはポジティブな感想を頂きました。(演奏している時に

感じた事等はまた改めて別の投稿で書きたいと思っています。)地元の記者の方に記事も

書いて頂き、前向きな内容で励みになりました。演奏の合間にドイツ語でMCもしていたので

喉もカラカラになりました。

演奏会が終わると直ちに楽器を解体し車に積み込み、急いで身支度をして(会場の係の人も

僕が終わるまで帰れないのでこれもプレッシャーでした 笑)エッセンへと帰りました。

車を直ぐに返さないといけなかったこともあり、最終的に家に帰ったのは夜中の1時くらい

で、そのあと朝8時からは普通に職場で仕事をていました。もうブラックです 笑

(こちらは演奏会前の記事になります)









最後にリサイタルをしたのが3年前の11月。このときはまだ留学した大学のあった

デトモルトという街にいて、この先ドイツに居続ける為にはどこかに就職するしかない

という状況で、就職活動と並行して演奏活動をしていた時期でした。ドイツのどこに

拠点を移すことになるのか、そもそも無事就職が決まってドイツに居続けることが出来るの

かも不透明な所でしたが、その日演奏を終えた時に、「自分ならまたここ(演奏の舞台)に

戻って来られる」という確かな思いを抱いた事は今でも覚えています。そしてその翌週に

面接を受けた今の職場からオファーを頂き、そこから今に至るまで、引っ越しから始まり

新しい職場とその仕事に慣れ、自分の楽器を購入し練習環境を整え、今も続くコロナ

期間をどうにか過ごし、他にも色々とありましたがここまで来ることが出来ました。









どこでやるにしてもそうだと思いますが、演奏活動を続けるということは大変なことだと

つくづく感じます。その中でも海外でマリンバという楽器を続けることはまた更に大変なの

だろうと思います。ようやく踏み出せた始まりの一歩、されど大事な一歩。これらも感謝を

忘れずにやっていきたいです。

(11月に演奏したドルトムントの会場から。ドイツの会場は
響きが豊かな所が多くて心地良いです)





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