10度目の渡独に寄せて

 (ちょうど一ヶ月前の日本⇒ドイツのフライト中に書いていた文章に手直しを加えて

投稿します。時間差が出来てしまいましたが、ご一読頂けると幸いです。)


日本での休暇も終え、またドイツへと戻る時が来ました。

長時間のフライトの間、その余韻に浸りつつブログを書いてみます。

 

ドイツ生活を始めてから数える事10度目のフライト(日本⇒ドイツ)となりました。

先日ドイツ歴丸10年を迎えた所なので、ちょうど一年に一回のペースでは帰国していた事に

なります。

(半年に一回帰っていた時期や3年以上帰らなかった時期もあって間隔はまちまちですが。)

今回も未だ続くコロナ禍のフライトという事で、事前にPCR検査を受けたりその陰性証明書を

英文で発行してもらったりしなければならず、通常通りの航行になるにはまだまだ時間が

かかるように思いました。

(僕が日本で受けたPCR検査と陰性証明書、合わせてなんと2万3千円でした。。場所に

よってはもっと高い所もあるとか。。行きにドイツで受けた時よりも2倍以上かかりました。

検体採取自体はものの3秒程で終わるのですが、これってどうなんでしょう・・。)

(英文の陰性証明書の一部分。陰性"Negative"は
ここにおいてはポジティブ要素です。)


 






今ではドイツの気候に体が慣れきっている為、日本の夏は特に厳しいものに感じます。

それと同時に飲み物もキンキンに冷えているものが多い印象で、ついついおいしく頂いて

いると今度は体を冷やしすぎてしまう事もあって、その調整もなかなか難しいなと

思わされました。

とりあえず次回からは普段飲む水はドイツでいつも飲んでいるように常温で補給しようかと

思っています。

(とある喫茶店で頂いた抹茶です。)


 







日本を離れるときはいつも色んな思いが巡ってきたように感じますが、思い返すとやはり

最初の一回目は中でも特別なものだったように思います。

当時は日本の大学を出たばかりの世間知らずの若造でしたが、漠然と憧れていたヨーロッパ

生活を前に、期待と不安が入り交じったような気持ちでいたように思います。

(ずっと実家に住んでいた為、一人暮らし自体も初めてでした。)

(10年前の一番最初のチケット。人生唯一の片道航空券。)







今考えるとよくそんな状態で行ったなと思ったりするのですが、良くも悪くもそれが

若さなのでしょうか。あれこれ考えて動き出せないまま終わるよりは良かったのかも

知れません。

ただそんな中でも食べ物だけは最後まで日本のものを味わおうと、出発直前にきつねうどん

を食べていた記憶があります(笑 日本食は体に染み渡る感じがして、いつ食べてもやはり

落ち着きます。

(10年前の朝と同じく、今回もきつねうどんを食べました。)


 





あれから10回目のフライト、当時よりは色々な事を経験して少しは成長出来ていると良いの

ですが、初心を忘れず、色々な事への感謝も胸に、ドイツでの生活をこれからも楽しんで

行けたらなと思っています。

日本におられる方は引き続き残暑に気をつけてお過ごし下さい。

穏やかな気候のドイツより。

(エッセンの自宅からの風景。部屋が中庭に
面しているので静かで快適です。)





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