ドイツの5月

5月もあっという間に過ぎ去ろうとしています。 みなさん如何お過ごしでしたか?

日本の5月と言えば、鯉のぼりに柏餅、八十八夜のお茶摘み、母の日、ゴールデンウィーク

等々、何かとイベントの多い明るいイメージでしょうか。

学校や会社も新年度から一月が経過して落ち着いてくる時期かも知れませんね。

ちなみに、5月の誕生石はエメラルド、石言葉は幸運・幸福だそうです。

(柄にもなく?何々言葉などと言うものには個人的にどこか興味を掻き立てられます。)









ここドイツの5月はというと、爽やかで気持ちの良い、緑の月というイメージです。

長い冬に耐えた木々が芽吹いて緑が一気に濃くなると同時に、日の光も明るさを増して

新緑を一層引き立てる感じがします。今年は生憎雨の日が多く肌寒かったのですが、

例年だと晴れの日も多く空の青と街の緑がとにかく綺麗です。

(キリスト教の関係で祝日もよくある時期で、その点日本の5月とも共通しています。)

月の終わり頃になればサマータイムも手伝って夜22時くらいでもまだ外が薄明るく、

気温も寒すぎず暑すぎずちょうど良くて長く外に居られます。

個人的にはドイツの一年で最も好きな季節と言っても良いかも知れません。









僕がドイツに来て初めて経験した冬、特に2012年の年始めはヨーロッパに寒波が

押し寄せていた事もあって、ドイツの冬は本当に厳しいのだなと思い知らされたのですが

(記憶が正しければ一番気温が高い時でも-5℃、夜は-15℃等の日が続いていた

と思います。寒さで体力が奪われる経験は初めてでした。)、そんな暗く冷え切った季節から

本当に少しずつ暖かく・日が長くなって、つぼみが出始め、外の世界が生気を取り戻したかの

ように一斉に色付いていく様を見た時は感動すら覚えた記憶があります。穏やかな気候と

緑に囲まれて、厳しい冬を乗り越えたご褒美をもらったような感覚にもなりました。人生も

よく季節に例えられたりしますが、まさにその通りなのかも知れません。


そんな今月20日に、ドイツでの10回目の誕生日を迎えました。この時期に誕生日がある

のも我ながら良いタイミングだなと思います(笑)ドイツでは誕生日の人が皆に何かを

振る舞う習慣があり、今年も心ばかりのお菓子を職場の同僚にプレゼントしました。

気付けば10回もドイツで誕生日を迎えた事に時間の経過を感じるとともに、色んな国の

人達からもらってきたお祝いの言葉に、今一度感謝の気持ちを表したいと思います。

年は重ねていく一方ですが、なるべく年相応のわきまえを持ちつつ、良い意味で若くも有り

たい今日この頃です。

(職場のオケピの椅子一つ一つにも飴玉を
載せておきました。)



どうぞみなさん引き続き元気でお過ごし下さいませ!

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